
先週3月13日、ULIジャパン サステナブル・ディベロップメント・カウンシルとGBJの協賛による特別セッションを開催しました。会場の3×3 Lab Futureには、不動産・金融・行政など各界から70名を超えるプロフェッショナルが集結し、熱気に包まれた2時間半となりました。
今回のハイライトは、グローバルで脱炭素の共通言語となっているCRREM(Carbon Risk Real Estate Monitor)のリーダーシップチーム(CEO Andrea Palmer氏、COO Julia Wein氏)の来日です。
冒頭、CRREMのCEOであるAndrea Palmer氏が登壇し、パリ協定の1.5℃目標に向けた最新の脱炭素ロードマップや、欧州を中心としたトランジションリスク(移行リスク)の評価手法について解説があり、日本の不動産市場が世界の潮流の中でどのような立ち位置にあるべきか、示唆に富む知見が共有されました。

続くパネルディスカッション「不動産ファイナンスとサステナビリティ:日本のケーススタディ」では、パネリストには、三菱地所株式会社の小林英樹氏、サヴィルズ・インベストメント・マネージメント・アジア・リミテッドの福林志麻氏、そしてGBJ法人会員である株式会社GOYOHの伊藤幸彦氏を迎え、GBJ代表理事の木下泰がモデレーターを務めました。議論の焦点は、不動産価値に直結する「トランジションリスク(移行リスク)」の定量化。既存認証(LEED, CASBEE, ZEB等)とCRREMをどう戦略的に使い分けるか、極めて実践的なインサイトが共有されました。

イベント後半のQ&Aセッションでは、同じくGBJ法人会員であるCSRデザイン環境投資顧問の堀江隆一氏がファシリテーターとして登壇。参加者からの鋭い質問に対し、CRREMのリーダーシップチームとLink Asset Management LimitedのKalvin Lee Kwan氏との間で深く濃密な対話が交わされました。

日本の不動産セクターが国際的な脱炭素の潮流でリーダーシップを発揮するため、GBJはこれからも国内外の主要プレイヤーと連携し、最新の知見とネットワーキングの場を提供してまいります。

