Q&A クレジットについて

5-1.プロジェクトのチェックリストとは

プロジェクトのチェックリストと呼ばれているものは、クレジット項目の名称と獲得可能ポイントの一覧表です。
LEEDのアプリケーションごとに獲得可能ポイントが違います。例えば新築でも用途によって8種類分かれています。
これらをまとめて、クレジット項目を和訳したものを会員用に用意しています。
エクセルファイルなのでダウンロードして編集して使えます。
どんなイメージの表なのかは、次のリンク先で一部見てもらうことができます。
https://www.gbj.or.jp/resources/leed-v4-checklist/
Version 2009でもクレジット項目の和訳は参考にしてもらえる資料です。

 

”Project Checklistの和訳版”というご質問ですが、もしかすると通常チェックリストと呼ばれているものではなくて、各クレジット項目の要求事項や評価基準が書いてある解説本(Reference Guide)に関してかもしれません。
または、英文でUSGBCサイトに公開されている各クレジット項目の要求事項の簡易版をさしていらっしゃるかもしれません。
同じく会員用に用意してある用語集は、英文資料を読む際に参照していただけます。
イメージは、https://www.gbj.or.jp/resources/leed-glossary/ です。

 

GBJ会員は、会員ページにある過去のセミナーの資料などからもチェックリストなどに関する情報を入手することが出来ます。

 

V2009のチェックリストの和訳版は作っていませんが、新しいv4の和訳版を利用してもらうことができます。
(クレジットの項目名も共通のものが多くあります。)

 

日本語版のチェックリストは、USGBCのサイトにあります。会員でなくても見ることができます。
USGBCのサイト(https://www.usgbc.org/)のサーチ欄に、japanese checklist と入れると出てきます。

LEED v4 for Building Design and Construction Checklist – Japanese
http://www.usgbc.org/resources/leed-v4-building-design-and-construction-checklist-japanese

LEED v4 for Interior Design and Construction Checklist – Japanese
http://www.usgbc.org/resources/leed-v4-interior-design-and-construction-checklist-japanese

LEED v4 for Building Operations and Maintenance Checklist – Japanese
http://www.usgbc.org/resources/leed-v4-building-operations-and-maintenance-checklist-japanese

LEED v4 for Neighborhood Development Checklist – Japanese
http://www.usgbc.org/resources/leed-v4-neighborhood-development-checklist-japanese

LEED v4 for Homes Design and Construction Checklist – Japanese
http://www.usgbc.org/resources/leed-v4-homes-design-and-construction-checklist-japanese

これらはGBJのワーキンググループで和訳をサポート(推敲・監修)しました。

5-2.LEED認定取得を検討したいのですが、具体的な建材対応について教えてください

LEEDは安全な建築材料が利用されていることも評価の対象にしており、新しいバージョンLEED v4では更に重視されています。
ただし、建築材料そのものをLEED認定という形にすることは無く、それぞれの製品が世界各国ですでにある情報開示制度などの基準を満たしているかどうかなどを評価基準にしています。

 

MATERIAL & RESOURCES(材料と資源)のクレジットカテゴリーでは、PCRやEPDなどの説明がされています。
Product Category Ruling (PCR):建材など製品種類別にどのように情報開示をするかを決めている規格で、責任ある組織が規格通り情報が提供されているかを管理しています
Environmental Product Declaration (EPD):企画に基づいた製品の環境性能の情報開示

 

GBJでは個人会員、法人会員の皆さんと、これまで行ってきたセミナーの資料やUSGBCの翻訳資料などを共有することで、LEEDに対する理解を深めていただいています。
また、日本からLEEDの開発元のUSGBCに組織的に働きかけて、日本でLEEDが使いやすくなるように協議を進めています。

5-3.水利用効率に関して、LEED ver.4では、設備(トイレ、洗面所水栓、シャワー等)単体でベースラインから20%削減している条件でしょうか。

v4での節水項目(必須、選択)はPathが2つあり、
Path1ではすべての個別器具で規定の%(20、32、50%等)削減できることを証明します(Path 1は必須項目にのみ適用可能)。
Path2では、屋内の水(大小便器、蛇口、給湯、シャワー)の総量での削減率を計算で示します(Path 2は選択加点に適用可能)。個別器具ごとの基準は、一律20%削減である必要はありません。
なお、雨水中水利用による削減は、必須項目(Prerequisite)では適用できませんが、選択項目の計算には加えることができます。

5-4.設備機器のみでベースラインからの20%削減と定義される場合、設備機器単体(例えばトイレ)の全使用水量から20%削減という理解でよろしいでしょうか。 設備単体の洗浄水量がベースラインから20%削減となる必要がありますでしょうか。 後者の場合、 WaterSenseでいうDual Flush Toiletsにあたる大小洗浄水量が異なるものは、 ベースラインから20%削減はどのように計算されるのでしょうか。
お問合せの内容は有料のリファレンスガイド(下記サイト)に記されています。

http://www.usgbc.org/resources/leed-reference-guide-building-design-and-construction

非会員の方への情報提供範囲を超えますことから、回答はここまでとさせていただきますが、 補足として、以下ご案内いたします。
1ー無料でダウンロードできるWater Use Calculatorをご紹介します。Baseline CaseとDesign Caseの計算方法がわかります。

http://www.usgbc.org/resources/indoor-water-use-calculator

2-GBJ法人会員でLEEDコンサルティングを業務としている会社をご紹介します。

https://www.gbj.or.jp/sample-memberpage/leed-consultant-company/

3-GBJ会員として、LEEDの規定・運用基準に影響を与えることができます。 Watersense機器が普及していない米国外での適用において、器具単体でのカウントとするか、設備機器全体での20%減とするか、はまだグレーゾーンが存在しております。LEEDは国際化をめざしていますので、日本でのクレジット適用についてGBJから提案を行えば、USGBCも対応する可能性があります。GBJへ入会いただき、クレジットが柔軟かつ適切に運用されるよう、積極的にご協力いただければ幸いです。

5-5.「LEED V4and the Green Power Credit」においてオフセットとして米国のグリーン電力証書Green-eが使えるとなっています。日本のビルのLEED認証においてもGreen-eを購入すれば使用することができポイントが加算されますか。
リファレンスブックP.456には’Projects outside the U.S. that cannot find local products that meet the Green-e standard or equivalent can still achieve this credit by purchasing Green-e certified products from the U.S.’とあります。 またP.462には’Projects outside the U.S. are not required to purchase products from the country in which the building is located.’とあります。 従ってお見込みの通り、米国のGreen-eを購入すればLEED認証のポイントに加算することができると解釈できます。

なお、グリーン電力証書とカーボンオフセットは種類が異なりますのでご留意ください。(LEEDの計算上、グリーン電力は電力消費の削減分のみ、カーボンオフセットは電力以外も含めて削減可能です)。詳細についてはリファレンスガイドを購入されるか、LEEDコンサルにお問い合わせることをお勧めします。

5-6.平成27年7月に日本で公布された建築物省エネルギー法で、省エネ性能表示(BELS)が定められていますが、ここで5つ星が取れるとすると、LEED v4 BD+CのEA Credit (Optimize energy performance)では何点程度が取得できるものなのでしょうか。
省エネ法での計算とLEEDでの計算とでは、評価の際の基準となるベースビルの性能も計算方法も全く異なるため、残念ながら具体的な数字でお答えすることはできません。特に省エネ法が変わり、LEEDも変わったばかりなので定性的な比較もなかなか知見がそろっていないのが現状かと思います。
5-7.接着剤に関しての内容や規定(ホルムアルデヒド系接着剤は使用不可など)がありましたら教えてください。
お問い合わせの件はLow-emitting materialsに該当すると思われます。

http://www.usgbc.org/node/2614095?return=/credits

他にも材料やLCAなどでも接着剤に関係するクレジットがありますので合わせてご確認いただくことをお勧めします。

5-8.テナントビルの空調方式として、電気エネルギーとガスエネルギーを比較した場合、電気エネルギーの方が、当然、電気使用量は上がりますが、生産~使用までのCO2排出量ではガスエネルギーの方が排出量が多くなります。この場合、グリーンビルディングの考え方としては、CO2排出量が少ない電気エネルギーの方が、評価が高いという事になるのでしょうか?。
LEED認証のエネルギーに関するクレジットとしては、建物での消費段階でのエネルギー消費量が「コスト換算で」評価され、そのエネルギーが創出される際のCO2排出量は評価に影響しません。 なお、電気はどのような手段で発電するかによってCO2排出量の原単位がかなり変動しますから、一概に電気VSガスの議論はできません。
5-9.建物での消費段階での「コスト換算」とはどのようなものでしょうか?単純に電気代金、ガス代金という事でしょうか? もしくは、決まった「コスト換算」に沿った係数計算のようなものがあるのでしょうか?
「コスト換算」とは当該プロジェクトで使用する電力会社、ガス会社、燃料会社、地域熱供給会社などのエネルギー単価でコストに換算したものを言います。LEEDとして固定的に定める単価や換算式のようなものはありません。
詳しくは、LEEDコンサルタントに依頼するか、LEED reference guide やUSGBCのWEBサイトにある、各クレジットの内容が示されているLEED credit library にてEAカテゴリーのエネルギー使用関係のクレジット(Minimum energy performance等)をご覧ください。
5-10.LEED認証では、FSC認証の木材を使用するとポイントが得られるとの事ですが、FSC認証以外でポイントが得られる認証木材制度は有りますか?
「木材製品としてはFSC認証がLEEDの加点に有利となるものですが、 その他に、
Sustainable Agriculture Network labels Certified Sources as defined by ASTM D7612-10 TYPE IIIのEPD(Environmental Product Declaration)情報開示をしたもの、
C2C(Cradle to Cradle)認証を取ったもの
などがLEEDの加点に有利になると思われます。
詳しくは、USGBCにお問い合わせ頂くのが良いと思われます 以下を参考として一読ください。

http://www.usgbc.org/sites/default/files/LEED-and-Forest-Products-April-5-2016.pdf

http://www.usgbc.org/node/10146342?return=/pilotcredits/New-Construction/v4

5-11.LEED認証では、PEFC認証材及びSGEC認証材は加点に有利となりますか?
残念ながら、認証木材に関してはFSC認証のみがLEEDで有利となるものです。 PEFC認証材及びSGEC認証材は対象となっていない模様です。

Legal WoodのACPとして

http://www.usgbc.org/node/10146342

http://www.usgbc.org/node/10146311

などが新たなパイロットACP*として2016年4月から追加されたものとなります。
*パイロットACPは、本評価システムに追加する前段階でのテストケースです。

これを見ると FSC認証木材の他に、ASTM D7612-10で定義された
・wood verified to be from Legal (non-controversial) Sources as defined by ASTM D7612-10
・wood used on the project must be from Responsible Sources as defined by ASTM D7612-10
・wood-based materials and products must be sourced from Certified Sources as defined by ASTM D7612-10
である場合に、加点に対して有利となるとあります。
あくまでASTM D7612-10での上記に当てはまる認証を得たものとなっています

しかし、

http://www.sfiprogram.org/files/pdf/leed-acp/

の記事にあるように、上記に当てはまる認証としてSFI、ATFS、CSA、PEFCの認証を得たものもポイントに有利なカウントになるようになりましたが、CoCを併せて取らなければならないケースがあることには注意が必要です。

この質問に対する回答はGBJの会員企業のコンサルタントから情報提供されています。

さらなる詳しい説明が必要な場合は、そちらに直接問い合わせください。

5-12.LEED認証を得る、あるいはそれに必要なポイントを得るための、水栓器具についての必要条件を教えていただけますでしょうか。
水栓器具に関連の深いLEEDのクレジットカテゴリーはWE(水の効率的利用)です。
LEEDでの各評価項目の基本条件概要を記したLEED v4 Rating System がUSGBCサイトで無料公開されており、 WEの基本をご覧いただけます。
この資料は、2017年1月より日本語翻訳版も公開されています。
翻訳版に協力したGBJのWEBサイトにてもリンクしております。

https://www.gbj.or.jp/leedv4_ratingsystem_japanese/

また英語のみですが、USGBCのWEBサイトにLEED v4 での「水」に関して解説する教育用のページがあり、こちらで Indoor water use reductionの項目 やIndoor water use reduction calculatorをお調べになることをお勧めします。

http://www.usgbc.org/articles/leed-v4-education-water

5-13.LEEDのWater Efficiency-Cooling tower water useの項で、クーリングタワーのサイクル値に対するポイントが設けられておりますが、濾過レベルを超えることなく、また冷却水システムの動作に影響をおよぼすことなく到達できる最大サイクル値(最大 10 サイクルまで)とは、どのような意味でしょうか? 補給水が濃縮した時の水質をパラメータ記載の数値以下、尚且つ10倍以下のサイクル(濃縮)で管理すれば1ポイントになる理解で良いでしょうか? 補給水中の塩分濃度が低く、10倍を超える濃縮が可能な場合でも、10倍以下に管理するほうがポイントになるということで理解すれば良いでしょうか?
基本的にお考えの通りです。ただし「補給水中の塩分濃度が低く、・・・」につきまして、 対象5含有物のうちのひとつChlorideは、正確には(Naも含む「塩分」ではなく)塩化物イオン(Cl-)です。

LEEDでの水に関する項目は、飲料水(Potable Water)使用の適切な削減を評価しています。 クーリングタワーでは、蒸発や飛散によって循環水の濃度レベルが上昇することによるクーリングタワー機能の低下を防ぐために、 濃度レベルが上昇した循環水の一部を除去(ブローダウン)し補給水(メイクアップウォーター)を加えます。 循環水を妥当な濃度範囲内に押さえつつ、飲料水(Potable Water:上水・井水など)による補給水の量を減らすことがLEEDの「WEクレジット:クーリングタワーの水使用」で評価され最大2ポイントが獲得できます。

「クーリングタワーのサイクル値」というのは、クーリングタワーの循環水の濃度倍率(サイクル)を指し、カルシウムや塩素など5種類の含有物の許容最高濃度(ppm) を実際の補給水の一回の実測分析値によって除した値から導かれます。補給水の5種類の含有物によるいずれかの「サイクル数」で最も少ない値が上限の「サイクル数」となります。 ただし、このサイクル数は補給水の一回の実測分析値によるものでばらつきや変動も想定されるのでシステムの信頼性を確保するために、この方法による場合の実際の管理は最大10サイクルを上限に制限しているものと思われます。これにより1ポイントが獲得されます。 なお、補給水の処理により含有物の濃度が低く、10倍以上の濃縮サイクルが可能な場合には、冷却水または補給水の処理レベルを上げている方法と計算を示すことで2ポイント獲得することができます。

なお、ご覧になったLEED v4 Rating System には、クレジットの意図と条件のみが記載されていますが、 更なる解説は「LEED Reference Guide for Building Design and Construction」で確認することができます。USGBCのWEBサイトにて購入できます。

http://www.usgbc.org/resources/leed-reference-guide-building-design-and-construction

実際の状況によっても違ってきますのでLEEDコンサルタントに相談されることもお勧めします。

5-14.WEカテゴリーで、洗浄水量を求める際の小数点以下の扱いにルールはあるのでしょうか。有効数字の決まりや、切り上げ・四捨五入などあれば教えて下さい。ルールがない場合は、各社の判断となりますか。
LEEDの申請は、専用サイト(LEED Online)の専用フォームに入力する形で行います。
同フォームに入力すると自動計算されますので各社判断は入りません。
ご参考まで、小数点以下3桁で四捨五入、小数点以下2桁表示が同フォーム入力時の共通ルールとなっています。
5-15.輸入品を使用する場合も仕様によってはLEEDのクレジット取得の可能性があるのでしょうか。廃材が含まれた実験用テーブルをアメリカから輸入した場合、クレジット取得の可能性はありますか。
家具の場合、輸入品を扱う場合のデメリットとして、地産地消(できるだけ近距離の材料を使うことで輸送エネルギーを低減する)を推奨するクレジットの得点が難しいことが挙げられます。
そのほかのクレジットとしてLEEDでは、家具についてはリサイクル認証品であるか、だけでなく、VOCが発生しないこと、どのような場所で原料が採取されたかがトレースできるこ と、どのような(環境に配慮した)会社が生産したかがわかること、などの説明責任・情報開示を重視したクレジットがあります。
したがって、家具製造会社の透明度が高いことがクレジット加点では重要となります。
5-16. LEED認証を受けるにあたり、ISOの環境ラベルⅢをとることで具体的にどんなポイントが高くつくのでしょうか。 また、環境ラベルⅠ,Ⅱではだめなのでしょうか。
プロジェクトにおいて、ISOのタイプIII、環境情報を適切に表示された製品を20品目以上用いると、Building Product Disclosure and Optimizationというクレジットで 1ポイント取得できます。
こちらは、環境情報開示(EPD)に着目したクレジットですので、基本的にタイプIIIの製品を多くもちいることを求めています。タイプI、タイプIIに関する言及はありません。
ただし、EPDに関して第三者認証を得た品目については0.5品目として数えることができます。また、ISO14044 に合致した厳格なライフサイクルアセスメントを行っている 品目については、0.25品目として、カウントします。×0.5、×0.25の低減はありつつも、タイプIIIを完全に満たしていない製品も同クレジットのカウントに加えることが可能です。
5-16.LEEDの評価項目の中に、空気(AIR)とあり、更に「フィルター」の項目がありますが、弊社の製品でLEED要求仕様を満足できないか検討中です。基本的な部分をご教授ください。
LEEDの最新版であるv4の、新築建物を対象とするBD+Cでは、
エアフィルターに関する項目としては、
EQクレジット:室内空気質計画の強化 - 選択項目1.追加のIAQ向上戦略
があり、仕様が定められています。
ここでの微粒子フィルターの性能は米国規格のMERV13以上です。これは日本のJIS規格での比色法95%以上に相当します。
また、EQクレジット:建設時の室内空気質管理計画 に工事中の換気用エアフィルターの基準も定められています。

LEED v4 BD+Cの日本語概要は、以下のUSGBCサイトから無料でダウンロードできますので、ご確認ください。

https://www.usgbc.org/resources/leed-v4-bdc-rating-system-japanese

5-17.住宅用外壁材のメーカーで、自社製品を輸出販売しています。弊社のような部材メーカーがLEEDと関わるとすれば、具体的にはどのような対応が必要となるのでしょうか? 
外装建材に関しては、LEEDのクレジットカテゴリーの「Material」が関連するかと思われます。
その概要と要求事項を記している「Rating System」(USGBC発行)は、無料でダウンロードできますので、 その中の関連しそうな項目を参照されることをお勧めします。
より詳細に解説を記している「Reference Guide」はUSGBCのWEBサイトから購入可能です。

更に助言が必要な場合はLEEDコンサルに依頼することもご検討ください。
GBJサイトに複数のLEED コンサルタント会社を紹介しています。
https://www.gbj.or.jp/leed/leed-consultant-company/

*「Rating System」(無料ダウンロード可)について:
「Rating System」のうち、(新築の)「建物設計と建設」、(テナント部分の)「インテリア設計と建設)」、「既存建物の運用・保守」のLEEDシステムについては日本語版があります。
以下のGBJサイトにリンクしています。
https://www.gbj.or.jp/leed/leed-doc/leed_japanese_documents/
なお、住宅を対象とするLEED Homes の「Rating System」の英語版はUSGBCサイトから無料でダウンロードできます。日本語訳はありません。
https://www.usgbc.org/resources/leed-v4-homes-and-midrise-ballot-version

5-18.WPRC製品が 低放散材料のカテゴリーの中で複合木材にあたりますか?
一般的な回答ですがRating Systemの解説(日本語版)では次のようになっています。
“複合木材評価:複合木材では、カリフォルニア大気資源局の Airborne Toxic Measure to Reduce Formaldehyde Emissions from Composite Wood Products Regulation(複合木材 からのホルムアルデヒド放散規制、 ATCM)の定めに従い、ホルムアルデヒド超低放散( ULEF)レジンまたはホルムアルデヒド無添加レジンについてのカリフォルニア大気資源局 ATCM のホルムアルデヒド要求事項を満たすホルムアルデヒド低放散であることを文書化しなければならない。”

また、上記のカリフォルニア大気資源局の仕様には複合木材の条件としてhardwood plywood、particleboard、medium density fiberboardとの記載があり、プラスチックとの複合製品については言及されていません。

LEED v4のリファレンスガイドには、米国以外での条件として
“For projects outside the U.S., composite wood must be documented not to exceed a concentration limit of 0.05 ppm of formaldehyde (0.06 mg/m2-h when expressed as emission rate) as tested following either EN-717-1:2004, following ISO 16000-3: 2010, ISO 16000-6: 2011, ISO 16000-9: 2006, ISO 16000-11:2006, or following CEN/TS 16516: 2013 either in conjunction with AgBB or with Belgian or French legislation on VOC emission class labeling.”
と記載されおり、ハードルは高いと理解しています。

5-19.LEED 2009からLEED v4への変更点をお聞きしたいのですが、特にMR(材料と資源)EQ(室内環境品質)の評価項目について詳細を教えてください。
建材に関しまして、V2009からVer.4への大きな変化は、製品情報の開示、開示情報の客観性(第三者性)、企業ぐるみの取り組みの情報開示の3点です。
製品情報に関しては、低環境負荷であることを証明するだけでなく、原料採取や製造工程も含めたLCA、VOC含有量・放散量の開示もクレジットへ影響します。
V2009までは、建材の工事規模に占める金額割合が影響しましたが、Ver.4では金額の多寡にかかわらず建材1種類あたりでカウントするような計算方式になりました。
情報開示を整えた建築材料は複数のクレジットにまたがって加点に寄与できる点も特徴のひとつです。
5-20.LEED認証のために必要な清掃機器の条件について教えてください。 LEED v4 既存建物の運用 – 保守)の中の“EQ必須項目:低環境負荷の清掃ポリシー”では、Requirementとして、米国のグリーンシールやISSAのCleaning Industry Management Standard – Green Buildingとともに現地の同等の基準ということが記載されています。 日本では同等基準となるようなガイドライン等ありますか?
GBJではLEEDの普及促進の為、出来る限りの回答を心がけていますが、当法人で有する情報には限りもあり、更なる詳細についてはLEEDコンサルタント会社へのお問い合わせも検討願えればと思います。

LEED O+Mの必須事項に「低環境負荷の清掃ポリシー」があり、目的として「空気質、人の健康、建物の仕上げ、建物のシステム、及び環境を損なう化学的汚染、生物学的汚染、及び粒子による汚染のレベルの低減。」が掲げられています。
実現方法には2つの選択肢があります。
1.清掃製品と材料調達、清掃用具について清掃ポリシーを作成
2.米国基準と同等の認定を受けた清掃サービスプロバイダーで清掃
今回のお問い合わせは、2番目で米国基準と同等の基準と認定されている国内の基準があるかどうかということですが、「12ヶ月以内での第三者認定」や「清掃請負業者は、建物の清掃に使用するエネルギー、水、及び化学剤の削減を促進する目標と戦略を策定」などの高いハードルがあるので、実例としては承知していません。

GBJでは日本に同じ意図をもってつくられた同等の基準があった場合は、それを同等として使えるように会員の皆さんと一緒に働きかける活動も進めています。また、別の活動として、マテリアルWGがあり、国内でのLEED関連製品を紹介する準備を始めています。

 
5-21.LEED O+Mの必須事項の「低環境負荷の清掃ポリシー」のOption1の自社で清掃ポリシーを作成を選択した場合は、CreditのGreen Cleaning—Purchase of Cleaning Products and Materials とGreen Cleaning—Cleaning Equipmentを厳守しないといけないでしょうか??
どのようなケースを想定されているか不明ですが、米国基準に必ずしも合致していなくても、同等以上の性能を持つことを示して日本製の製品・用具で代替するなど、審査での交渉の余地はあります。
また、ポリシーの書式についてもある程度の自由度はありますが、正確性・迅速性を要する場合はLEEDコンサルタントへお問い合わせされることをお勧めいたします。

 
5-22.LEED認証取得において、設計後審査での申請内容に対して、施工後審査でポイント獲得対象クレジット項目を追加し申請することは可能でしょうか? 具体的には、クレジットカテゴリー「MR:材料と資源」のクレジット2「建材の情報開示と最適化-製品の環境情報の明示」項目が施工後申請で追加できないかどうかが知りたいです。 また追加不可の場合は、下記についても教えてください。 設計後審査申請ではEPD認証取得対象品目における認証取得計画を開示のうえ取得対象クレジット項目としては挙げておき、施工後審査の時点でEPD認証レポート添付する、ということは可能でしょうか?(EPD認証レポートの準備が設計後審査までに間に合わないケースを想定しての質問です)
LEED BD+Cの審査(Review)は、設計段階と建設段階を分けて審査を受ける方法と、一緒に審査を受ける方法が選べます。 もし分けて審査を受ける場合、それぞれの段階で初回審査、最終審査、また別費用が必要となるアピール審査があります。どの段階でも新たにチャレンジする項目(credit)を追加することはできます。
設計段階と建設段階を分けずに一緒に審査を受ける場合でも、初回審査、最終審査、また別費用が必要となるアピール審査のどの段階でも新たにチャレンジする項目(credit)を追加することはできます。

今回のお問い合わせの場合、 LEED BD+C v4クレジットカテゴリー「MR:材料と資源」のクレジット2「建材の情報開示と最適化-製品の環境情報の明示」項目は、 建設関連項目なのでデザイン段階の審査(Design Submittal)に含めることはできません。
建設段階審査(Construction Submittal)の初回審査(Preliminary Submittal)で提出し、不備があれば建設段階審査(Construction Submittal)の 最終審査(Final Submittal)で修正追加をすることになります。それでも却下された場合には、有償のアピールで再チャレンジの最後のチャンスがあります。

審査手順の概要については、USGBCのWEBサイト:Guide to LEED Certification: Commercial BD+C, ID+C, O+M

https://new.usgbc.org/cert-guide/commercial

の「Review」に解説が記載されていますのでご参照ください。

 
5-23.LEED認証取得に際し、LEED-ND GIBクレジット17規定の資料をいただけますか
LEED関連資料はUSGBCの resources(https://www.usgbc.org/resources/grid/leed) にあります。
GBJが独自の情報を持っているわけではありません。
LEED-NDのGIB 17クレジットは以下のWEBページからダウンロードしPage 61-84をご確認ください。

https://www.usgbc.org/resources/leed-v4-neighborhood-development-current-version
日本語の資料はございません。 上記は概要版(無料)です。
更に詳しいレファレンスブック(有料)は以下です

https://www.usgbc.org/resources/leed-reference-guide-neighborhood-development-0
Hard copy, $249.00
e-document (PDF), $219.00
です。 

5-24.粉体塗装や遮熱塗料の環境対応について教えて下さい。
GBJは建築物や地域の環境性能に関するLEED認証などに関する情報を扱っております。
その中で、建材の環境性能としての多くの要件が求められております。 その一部に塗料に関する要件も出てきますが、米国の基準が基本であり、要件の内容は複雑で、多岐に亘ります。
もし、内容に関してお知りになりたければ、以下のページにある評価項目概説の日本語版をご覧ください。
https://www.gbj.or.jp/leed_japanese_documents/
案件で使用するとLEED認証に有利になる塗料とするには、メーカーさまがこの評価項目にある塗料関連の認証 (ラベルなど)を取得・維持することが有効です。 内容が複雑で良く理解しているメンバーも少ないと思います。
もし、興味があればGBJに入会頂き、 先導して調査頂ければ幸いです。