WELL Community 認証システム

 

WELL Community Standard™は、健康とウェルネスに特化して街区・地域規模を評価するプログラムで、健康なコミュニティの新しい世界的ベンチマークを設定することを目指しています。

2017年9月のパイロット版開始以降、19か国から66のプロジェクト(2022 .9現在)が登録されています。そのうち3件が認証、 29件が予備認証を得ています。(登録数上位3ヵ国:中国33、米国8、豪州4。日本からの登録はまだありません。)

人々が日々を過ごすパブリックスペース全体に良い影響を与えることを目的とした同プログラムは、基本的にWELL Building Standard™に基づいて構築されています。

対象は、一定規模で多種用途の地域コミュニティで、複数建物や公共空間を含んだ一定条件の地域です。対象地域の中にある利便施設、駐車場位置、医療福祉サービスなどを評価します。一定条件のWELL認証建物等の所在も必要です。

WELL認証同様に10のコンセプトのもと110の評価事項があり、必須項目と加点の選択項目があります。さらにイノベーション加点、認証建物数による加点もあります。
認証プロセスは、LEEDやWELL同様にGreen Business Certification Inc.(GBCI)によって管理され、再認証(5年毎)があります。

 

WELL Community Standardの登録資格要件:
プロジェクトが次の条件のうち少なくとも2つを満たすこと。
•500人以上の昼間または夜間の計画人口。
•50,000m²以上の計画総床面積。
•計画された総建物数は10以上。
•2ヘクタール以上の総土地面積。
またプロジェクトには少なくとも次の2つを含めること。
•集合住宅(戸数5以上)
•オフィスあるいは小売施設(従業員5人以上)
•レクリエーションまたはレジャー施設(公共利用で日中アクセス可能)

 

詳細は、IWBIサイトのWELL Community Standard™のページでご覧いただけます。

WELL Community Standard™: https://v2.wellcertified.com/community/en/overview

残念ながら、現在WELL Community Standard™の日本語訳は有りません。