回答は最新の情報でない場合があります。最新情報や技術的な内容はLEEDコンサルタント会社などへご相談ください。
2-1. 「Credit Interpretation」で個別に回答された別解釈は公開されるか。
過去にあった質問と回答はUSGBCホームページのCredit Libraryで各クレジットの「Interpretation」の中で見ることができます。また、USGBCのホームページの「Resources」でも検索可能です。
2-2. 認証取得後に5年間は実績データの提出が求められているが、提出しない場合には認証を剥奪されるのか。
登録の際にMPR(Minimum Program Requirement)およびCertification Agreement でデータの提出をコミットするので、その前提を守れない場合ははく奪もあり得るとご理解ください。
2-3. 認証取得後に5年間は実績データの提出で、クレジットの遵守を保証する必要があるのか。
データの提出はクレジットの遵守状況を検証する目的ではありません。クレジットの要件が適切であるかを検証するためにエネルギーと水の使用実績を追跡調査します。実績が想定より多くても認証維持には影響はありません。
2-4. 売却した場合に、実績データの提出は引き継く必要があるのか。
新オーナーが実績データの提出を引き継がない場合には、LEED認証の維持が出来ない可能性があります。
2-5. NCで認証取得を目指すプロジェクトで、MPRはどのように確認すればいいか。
LEED検討時にまずMPRの確認をお勧めします。
https://www.usgbc.org/credits?Version=%22v4%22&Rating+System=%22New+Construction%22&MinimumProgramRequirements=%5B%22Minimum+program+requirements%22%5D
2-6. 認証にかかるフィーはどのようになっているか。
USGBCのサイトに記載があります。
https://new.usgbc.org/cert-guide/fees
2-7. LEED認証のインセンティブ(税率軽減、補助金)の現状はどのようになっていますか?
米国のLEED認証取得建物では、固定資産税の軽減や補助金制度もありますが、州や都市によって様々となっており、一律や平均的なメリットを表す資料はありません。
2-8. LEED認証の第3者審査機関は日本にありますか?
LEED認証の審査は第3者審査機関であるGBCIのみが行っており、日本でも他国でもGBCI以外の審査機関はありません。GBJはUSGBCと提携契約を締結している日本で唯一の団体です。GBJは日本からLEEDの仕組みや認証項目に関する要望を出したり、LEEDを広める活動をしていますが、USGBCの支部ではありません。
2-9. LEED認証を目指したら、何パーセントの確率で認証されますか?
USGBCはLEED認証はすべての建築物の上位25%に認証を付与するよう制度設計しています。
2-10. 認証レベル毎の初期投資は、建設費用の何パーセントくらいかかりますか?
2008年の米国の資料ではPlatinumレベルでは7%くらいと言われていましたが、その後LEED認証の普及および取り組む事業者や施工者の増加により、Gold認証でも追加費用は1%程度と解説している資料もあります。
2-11. なぜ申請後の現地審査がなく、オンライン申請だけなのですか?
長年の審査ノウハウの蓄積により、提出された申請書類での審査で判断されています。さらに、一定の比率で監査を実施することにより、審査プロセスのクオリティーを担保しています。
2-12. なぜ、新築プロジェクトでは認証後の維持更新審査が不要なのですか?
MPRで運用エネルギーデータの開示を条件づけているので、認証後もデータはモニターされています。 USGBCでは新築に更新義務を課すのではなく、まず新築で認証を取得し、その後O+Mの取得に誘導する戦略のもとに様々な制度設計の改正を継続的に実施しています。O+Mは5年間毎の更新義務があります。
2-13. 認証を目指す場合、どこに相談すればよいのでしょうか?
GBJは非営利の社団法人なので、直接、コンサルタント業務は行いません。 LEEDに関する技術的なご質問等につきましては、「LEEDコンサルタント会社」ページ掲載の各社へご相談ください。
2-14. 国内でHomeの実績はありますか?
Homeは主として米国で普及している認証システムですが、海外でも認証取得可能になりました。現在日本では2件の認証済みプロジェクトがあります。(2019年時点)。
2-15. 認証期限(5年)があるのはO+Mだけですか ?
その通りです。認証取得後にLEED O+Mのバージョンが改定されても、旧バージョン の認証は5年間有効です。その後、5年毎に再認証を取得する必要があります。再認証は再認証取得時に適用されているバージョンで取得しなければなりません。 なお、再認証の新たな取り組みとして最近ARCシステムが開発されました。ARCはエネルギーや水の使用実績データを評価し、同様な用途の不動産のベンチマークデータと比較評価するものです。詳細はhttp://arcskoru.com/ をご参照ください。
2-16. 国内のLEED認証取得物件がまとまっているサイトはありませんか?
GBCI「Building Certification」の中の「LEED Project Directory」か、USGBCの「Directory」 のサイトで「JAPAN」と入力すると抽出されます(公表可の物件のみ)。登録物件(未認証)、認証済み物件が混在しています。
なお、GBJのWEBページでもリストを掲載しています。
LEED認証プロジェクトはUSGBCのサイトから閲覧できます。
http://www.usgbc.org/projects
すべての認証プロジェクトを見るためには、USGBCのHPへ登録が必要(無料)です。
また、グリーンビルディング全般はGBIGのサイトから閲覧できます。
http://www.gbig.org/
2-17. LEED v4新築および大規模改修 評価項目概説 (LEED v4 BD+C Rating System) の日本語版は、いつ公開されるでしょうか?
3つのLEED v4 Rating System(BD+C, ID+C, O+M)の日本語訳がUSGBCのWEBサイトにて無料公開されています。
Rating Systemとは、LEED Reference Guide のうち、各必須項目とクレジットの目的や要求事項といった基本的な部分が示されている、各システムの概要を把握できる資料です。
V4 レファレンス 無料版(USGBC のWEBからダウンロードできるもの)日本語訳 については下記のページをご参照ください。
LEED v4 Rating System(BD+C, ID+C, O+M)の日本語訳版
2-18. LEEDコアコンセプトガイド(日本語版)はネットでしか購入できないのでしょうか。
日本では販売しておらず、ネット上でのみ購入できます。(有料85$)
http://www.usgbc.org/resources/leed-core-concepts-guide-japanese
PDF版の電子データは印刷不可です。
2-19. LEED認証の詳しい内容
LEED認証の詳しい内容を知るにはガイドブックの購入が望ましいですが、 概要に関しては、USGBCサイトから多くの情報を得ることができます。
GBJのホームページには日本語の解説ページがございます。 https://www.gbj.or.jp/leed/
プロジェクトの個別の話題につきましてはUSGBCに直接お問い合わせいただくのが確実です。
2-20. LEED認証取得までの審査期間はどのくらいですか ?また、 認証を受けるために必要な費用や必要な手続き等、また、LEED認証の評価基準等について、パンフレット等の資料があったら送付してもらえますか。
審査は一般的に「Design Review」と「Construction Review」の2回行われます。各審査では書類一式の提出後約1ヶ月程度で審査結果が通知されます。竣工後に書類をまとめて「Construction Review」に書類を提出し審査結果を受けるため、認証取得まで竣工後2~3か月を要します。 英語ですがUSGBCのページにて一通りの情報が入手できます。
GBJでも各種セミナーや会員向けのコンテンツを通して、LEED認証に関する役立つ情報を日本語で提供できるよう活動しております。会員になっていただくと例えば評価内容の概要を日本語でまとめた資料や、LEED認証の手続きを解説した過去のセミナーなどをウェブ上で見ることもできます。月に一度ほどのペースで開かれるセミナーは会員でない一般の方でも参加できますので、ホームページのセミナー情報でご興味のある内容がありましたら是非ご参加下さい。
2-21. 認証取得に向けて、今後どの様なことをどの手順でいつ行う必要があるのか、何方にご相談させて頂くべきか
GBJ法人会員、個人会員の所属会社でもLEED関連のコンサルタント業務を行われているところは複数社ありますが、GBJからこちらをお勧めしますといったご紹介をさせていただくよりも、情報をもとにコンタクトしていただくほうが良いのではないかと思っております。 現在GBJ会員でLEEDコンサルタントをされているメンバーのリストからコンタクト先を見つけていただければ幸いです。
2-22. 認証システムの種類は5つ(ND,HOMES,ID+C,BD+C,O+M)という理解で宜しいでしょうか。
V4ですと、大枠の認証システムの種類についてはお見込みの通りです。各認証システムの中に、たとえばNDであれば病院や学校などの建物タイプ別に多少評価内容を変えていますので、個別の案件により対応できるような仕組みとなっています。
2-23. 認証システムや、取得ランクに関わらず、何らかの認証を得られたら、「グリーンビルディング」を名乗ることができるということでしょうか。
LEEDで認証を受けた場合には認証システムの種類に関わらず、LEED認証建物となります。LEED認証の位置づけとしてはグリーンビルディングという意味合いも当然含まれていますが、「グリーンビルディング」という名称でUSGBCが認証するわけではありませんので、その点ご留意ください。
2-24. 各国の認証のプログラムや規格については、Deviationを認めているのでしょうか?
米国発のLEEDは、過去にオーストラリアのGreen Star、英国のBREEAMと共通の指標(metric)を設けることについて合意したことがあります。また、最新版のVersion4以降はグローバル基準化へのかじ取りを鮮明にしており、主に欧州で普及しているISOをはじめとする各国基準にも柔軟に対応するようになりました。 しかしながら、例えばLEED認証のGold(あるいはPratinum)がBREEAMのExcellentに該当する、といったレベルごとのDeviationは示しておりません。シンガポールのGreenMarkは同国独自の指標であり、特にエネルギーに関する評価項目への加点が大きくなっています。 ただ、ご参考まで、GreenMarkはバージョン改定時にLEED認証最新バージョンと同水準になるよう、横にらみにしながらレベル設定をしている、と聞いています。
2-25. 製品での認証は取得できますか
USGBCでは製品単位で認証を与えることはしていません。USGBCの定めた規格にもとづいて取得されたもの(ここではSRI値)がある範囲に入っている場合、それを案件に使うと加点の可能性が出るということになります。 また個別の製品に限らず、例えば既にある日本の基準をUSGBCに働きかけていくようなことを考えられている場合は、GBJに会員として参加いただくことも一つの方法ですのでご検討ください。
2-26. 竣工間もない物件でしたら、BD+Cの取得も可能ですか。
竣工間もない物件の場合でも、着工前に取り組んでおかなければならない必須要件があるため、BC+Cの取得は原則無理だとお考えください。
2-27. LEED認証を受けることによるコストメリット(銀行の金利が安くなる・国の補助金がもらえる)等はありますか。
コストメリットに関して、自治体の補助(や義務)が適用されるのは、アメリカ国内では一般的ですが、日本を含む海外のプロジェクトの場合は残念ながらありません。 (一部例外的に中国やオランダでの事例はあるようですが、あくまでもごく例外的なものに留まります)。
2-28. LEEDロゴに関して
LEED®およびLEEDのロゴは U.S. Green Building Council® の登録商標です。 プロジェクトの個別の話題につきましてはUSGBCに直接お問い合わせいただくのが確実です。
USGBCではロゴの使い方を以下のように決めております。
https://support.usgbc.org/hc/en-us/articles/11941118063891-USGBC-Trademark-Policy-and-Branding-Guidelines
問い合わせ窓口:https://support.usgbc.org/hc/en-us
(2023年5月)
2-29. ビル入居者のメリットは?
省エネルギーや節水を達成することにより、テナント企業のイメージアップを図れるだけでなく、LEEDのIEQ評価項目は室内環境の向上を目的としており、ビルのユーザーひとりひとりに直接働きかけるメリットがあります。
具体的には、換気状況のモニタリングや厳密な喫煙室基準、オフィス内の眺望確保、有害化学物質不使用の内装材使用などがユーザーの健康を良好な状態(well being)に保つことに寄与します。 自己評価ではない100%第三者認証を通じて、エネルギーや節水性能の高さを国際的に認知されている定量的評価基準で示せます。
日本でも、世界標準を目指すプロジェクトでの採用が増えてきています。
2-30. テナントのメリット
・グローバルな基準でエネルギーや節水性能を定量的に評価された ビルに入居して得られる企業の信頼性
・一人ひとりの快適性や健康促進を実現
・オーナー、テナントそれぞれの責任範囲で別々に認証取得できる
2-31. テナント募集時のLEED-CSの認証メリットはどのようなものですか?
環境面でのアピールの可視化、数値化が挙げられますが、一例としては、入居時の条件としてビル側のLEED認証を入居時の条件とする外資系企業もあり、テナント誘致の優位性確保として関心が高まっています。
2-32. LEED認証を取得したプロジェクトについて、その申請した内容の詳細や、評価報告書のようなものは閲覧することができますか
プロジェクトに関する申請内容や評価報告書などの個別情報は、プロジェクト関係者内でのみ共有される性質のものであり、GBJにも当該情報へのアクセスはありません。 プロジェクト関係者の承諾が得られれば開示が例外的に認められる可能性も無しとはいえませんが、GBJではその取り次ぎは行っておりません。 簡易的な評価報告としてはGBIGのサイトで検索すると各評価項目別のクレジットポイント数を見ることができます。
2-33. 「国内のLEED認証プロジェクトリスト」を資料等に引用することはできますか
「国内のLEED認証プロジェクトリスト」 について、個人会員の方はこのページにアップロードされている資料を個人的に参考資料として使うことは問題ありません。但しこのページにアップロードされている資料を、個人会員の方が所属会社の中での共有資料、教育資料、営業資料などで使うことはできません。法人会員はこのページにアップロードされている資料を、法人の中での共有資料、教育資料、営業資料などで使うことができます。このリストとUSGBCが公表しているデータに相違がある場合は、USGBC/GBIGのデータを正とします。
2-34. LEEDコンサルタント会社
「お問い合わせ」ページはGBJおよびLEEDに関しての基本的なご質問に幅広くお答えすることを目的としています。 ホームページ上の情報も是非ご参照ください。
LEEDに関する技術的なご質問等につきましては、「LEEDコンサルタント会社」ページ掲載の各社へご相談ください。
2-35. 国内でLEED認証の審査が可能な機関はありますか
国内のLEED認証プロジェクトはすべてLEED Onlineを通じて審査のリクエストが出されるため、現時点では特定の審査機関に審査依頼を出すわけではありません。従って国内にLEEDの審査機関はありません。
2-36. USGBCへの質問は有料ですか ?
当該登録プロジェクトに関する正式な質問「Credit Interpretation Request」は有料です。但し、簡単な質問ならLEEDuserに登録(無料)すると各クレジットでの質問をすることができます。(有料会員となっても同様)
2-37. 国内の大学がLEED認証を取得していますが、その目的は何ですか?
国内では沖縄科学技術大学院大学等が取得していますが、研究棟の新築に際してLEED認証を取得し、環境配慮を地域や研究者へアピールすることで、大学の価値向上を図っています。米国ではハーバード大学など、ほとんどの建物を対象にLEED認証を取得するケースも多く、教育関連施設でも一般化しています。
2-38. 既存ビルの大規模改修でLEED取得を目指す場合、改修工事を何回かに分けて、エネルギー効率を徐々にあげる際に、BD+CやM+O取得のための期間とは、1回目の工事から間を空けながら、最後の工事までに設定することは出来るのでしょうか?
プロジェクトによってケースバイケースであり、クライアントの意向やLEEDクレジット取得の戦略にかかわる範囲のことがらであり、特定のルールはありません。具体的にさらなる検討を要する場合はコンサルタント会社に照会されることをお勧めいたします。
2-39. LEED認証を取得していても非公表なのはオーナーの希望によりますか?
プロジェクトのオーナーさんが非公表を希望されるなどの場合には、非公表と表示され、具体的な物件名などは伏せられます。
2-40. 自社管理ビルがLEED認証を取得しているかどうか確認したいのですが
LEEDの認証物件はプロジェクトオーナーが非公開にしない限りは、データベースに公開されています。日本での認証物件リストを会員用に公開しています。
2-41. LEED BD+Cは竣工前のビルにも認証がつけられるのでしょうか。
BD+Cの中でもCore and Shell Developmentというカテゴリー、つまりテナントビルの場合にはPre-certification(事前認証)という制度があり、一定の審査を経て竣工していなくてもLEED認証を取得予定であることを正式にアナウンスできる制度があり、テナントの誘致などに活用することが可能です。
2-42. 一般的な新築ビルの紹介などで、LEED Gold(取得予定)と書かれているものがあったのですが、「取得予定」とはどのような意味でしょうか。
「事前認証取得」であれば上記に該当しますが、「取得予定」という言い方がLEEDの制度上正式に定義があるわけではないので、その本当の意図はわかりません。自己評価でGoldが取れるだろうと踏んでいるのか、事前認証でGoldとなっているのか、などいろいろ考えられると思います。
2-43. LEED認証の詳細な内容が記載されている資料などは何処で入手可能なのでしょうか?
LEED認証の詳細はUSGBCのサイトのCredit Libraryからすべて確認することができます。 http://www.usgbc.org/credits
2-44. LEED認証の申請費用の概要を教えてください。掲載されているページを見つけられません。
英語ですが下記が該当ページのリンクとなります。
http://www.usgbc.org/cert-guide/fees
2-45. Core Concepts Guide 日本語版を購入したいのですが、USGBCサイトでの購入以外方法はありませんか?
Core Concepts Guide 日本語版は、USGBCサイト以外では購入できません。
USGBCのWEBサイト上のStore にて、e-documentを以下の手順で購入できます。
USGBC のStore のページ にある”Publications”をクリック
→ “LEED Core Concepts Guide in Japanese” をクリック
→ “ADD TO CART” をクリック
→ 申込み画面で購入(メールアドレスやクレジットカード番号などを入力)
→ e-document(PDF)をダウンロードして入手
(有料85$) http://www.usgbc.org/resources/leed-core-concepts-guide-japanese
印刷は不可です。英語版は別途購入の必要があります。
2-46. V4 レファレンス 無料版(USGBC のWEBからダウンロードできるもの。日本語訳)があるということは、詳細は有料版として会員限定公開や書籍化を予定しているのでしょうか?。
V4 レファレンス(LEED v4 Rating System)無料版は、通常500ページほどのレファレンスガイドブック(有料、USGBC会員割引あり)の抜粋版です。 無料版のダウンロードにより、LEEDの概要をほぼ把握することができます。 一方、レファレンスガイドブックは具体的なプロジェクトにおける申請に関わる方向けの内容であり、これまでと同様に日本語訳版の 作成・販売予定はありません。
V4 レファレンス 無料版(USGBC のWEBからダウンロードできるもの)日本語訳 については下記のページをご参照ください。 LEED v4 Rating System(BD+C, ID+C, O+M)の日本語訳版
2-47. レファレンスガイドブックの購入方法を教えていただけますか
レファレンスガイドブック(有料、USGBC会員割引あり)は下記のページからお求めいただけます。 http://www.usgbc.org/store/products/publications
2-48. LEED認証の具体的な評価基準もHPに載っていますか?
評価基準の内容はUSGBCホームページのCredit Library において、すべての認証システムおよびバージョンの基準を見ることができます。GBJの会員になっていただきますと、過去に開催されましたGBJセミナーの内容をご覧いただくこともでき、詳細な説明をご覧いただけます。ぜひご検討ください。
2-49. LEED ND(都市開発)の評価項目について、NDの詳細、特にDistrict cooling and heating(DHC)に関する資料がどこにあるか教えてください。
ご指摘頂いたように、LEED-ND(都市開発版)に関する日本語版は出ておりません。 ND版を取得する案件がまだ少ないため、日本語化はまだ先になると思われます。
V4の資料は http://www.usgbc.org/credits/neighborhood-development-plan-neighborhood-development/v4-draft/gibc-3 となっております http://www.rmf.com/wp-content/uploads/2015/08/idea-2Q14-leed.pdf など、参照されると、少し情報があるかもしれません。
2-50. 書籍:GREEN BUILDING DESIGN AND CONSTRUCTIONのVersion3を購入したいのですが、貴社より購入可能でしょうか?可能でしたら購入手続きをご教示下さい。
Reference Guideと呼ばれる基準書の販売は、すべてUSGBCのHPで一元的に行われています。 以下から入手可能です。 BD+C 2009(v3):
https://www.usgbc.org/resources/leed-reference-guide-green-building-design-and-construction
その他のReference Guideは以下から入手可能です。
https://www.usgbc.org/store?Category=%5B%22Reference+guides%22%5D
2-51. 日本文のテキストが3冊ほどダウンロードできるようになっていますが、英文のメールが返ってきました。それで申し込むのでしょうか?またそれらはメンバーでなくても良いのでしょうか?また有料でしょうか?
今回のご質問はGBJページの中で次のパスでご紹介している資料に関してだと思います。
TOP>お知らせ>LEEDv4 Rating System (BD+C,ID+C,O+M)の日本語訳版
もしくはTOP>LEED>LEED関連資料>USGBCのLEED文書の日本語版
こちらのページでご紹介している資料があるのはUSGBC(U.S.Green Building Council)のサイトになります。
日本語版の資料はGBJも協力して作成されたもので、ダウンロードはUSGBCのページからになります。
英文としてパスワードを申請して、英文で返信があったというのは、USGBCから資料ダウンロードする際に必要なUSGBCの個人アカウント(無料)を申請されたということだと思います。USGBCサイトには無料でダウンロードできる資料も多数あり、それらはUSGBCの個人アカウントがあれば大丈夫です。これに関してGBJの会員かどうかとは関係ありません。どなたでもアカウントがあればダウンロード可能です。
通常は各分野のスタンダードの概要が示されているものなどは無料です。例えば次のリンクのページのダウンロードボタンを押せば160ページのLEEDv4建物設計と建設に関するスタンダード概要が入手できます。 https://www.usgbc.org/resources/leed-v4-bdc-rating-system-japanese
リファレンスガイドなど詳しい規準の解説本などは有料です。
2-52. 日本語版の「LEED Core Concepts Guide」を購入したのですが、これを閲覧するには、会員を継続する必要があるのでしょうか?冊子版はないのでしょうか?
ご入手された「コアコンセプトガイド」の発行主体はUSGBCです。
ご自身でお持ちのUSGBCのアカウントにある購入履歴から、御購入された「コアコンセプトガイド」に辿りつくと思います。LEEDコアコンセプトガイド(日本語版)は電子ブックのウェブ閲覧のみで印刷冊子版はなく、また電子ブックは印刷不可になっています。ご自身のアカウントに入るには、USGBCサイト Accountのプルダウンメニューからlog inします。 不明点があればUSGBCにお問い合わせください。 なおUSGBCでご購入された資料を閲覧するためにGBJ会員をご継続いただく必要はございません。 当GBJはUSGBCと協力関係にあるものの別の組織でありGBJ会員ページからの閲覧ではありません。
2-53. 先日日本語版ガイドを購入したのですが、どこからPDFを閲覧できるのかわかりません。
購入されたというのは日本語版の「LEED Core Concepts Guide」でしょうか?
LEEDコアコンセプトガイド(日本語版)は電子ブックのウェブ閲覧のみで印刷冊子版(PDF)はなく、また電子ブックは印刷不可になっています。
ご自身のアカウントに入るには、USGBCサイト AccountのプルダウンメニューからSign Inします。
AccountのOrder Historyからさがして、 LEED Core Concepts Guide in JapaneseのDetailsをクリックしたのち LEED Core Concepts Guide in Japaneseをクリックしたら 出てきたページにある「View」をクリックします 画面上から読む以外の閲覧方法はありません。 不明点があればUSGBCにお問い合わせください。
なお、 LEED v4 for O+M Rating System – Japanese は以下にあります
https://www.usgbc.org/resources/leed-v4-om-rating-system-japanese
2-54. LEEDv4のLEED BD+C のクレジットの採点についての資料は販売しているのでしょうか。
GBJではReference Manual等の資料の販売は行っていないため、USGBCから直接ご購入下さい。
以下のページで入手可能です。
https://www.usgbc.org/store?Category=%5B%22Reference+guides%22%5D
2-55. 複合用途のビルを管理しています。LEEDの認証を取得する場合、既存ビル運用管理EBOMでの認証になるのでしょうか? その他、必須項目について内容が分かる資料はありますでしょうか?。
ご検討中のビルにてLEED認証を取得する場合は、ご理解のとおり既存ビル運用管理O+Mでの認証取得となります。
上位25%以上の環境性能を有するものとは、必須項目のひとつであり、省エネルギー性能を米国の基準(Energy Star)で比較検証した場合の上位25%以上のグループに入っていることが求められます。
その他の必須項目の概要については、英文では以下のページが参考になります。 http://www.usgbc.org/credits/existing-buildings/v4
日本語では下記資料を作成しておりますが、内容をご覧いただくにはGBJの会員登録が必要となります。 https://www.gbj.or.jp/document/leed-nc-cs-creditlist/
2-56. 喫煙室がある建物ではLEED認証を取得することが出来ない、という噂を聞いたことがあるのですが、実情はいかがでしょうか。事務所ビルを計画した場合でも、自治体の条件等で喫煙室を附置義務として定められる場合があるかと思います。
LEED v4からは、EQ(室内環境)の評価項目の必須項目「Environmental tobacco smoke control」(ETS)にて、館内禁煙などが定められ、屋内に喫煙所を設けることは認められていません。 しかし、日本のプロジェクトに限定して適用できる「屋内喫煙所」に関するパイロットACP(代替措置)が定められています。 https://www.usgbc.org/credits/new-construction-core-and-shell-schools-new-construction-retail-new-construction-healthca-79
建物が立地するところで、屋内禁煙室を設置する条例や行政指導などがある場合、ある基準を満たすことで設置が特例的に認められます。これは日本に限定したACPです。
ETSに関する、GBJからこれまでにリリースした「お知らせ」も御覧ください。 https://www.gbj.or.jp/japanets170119/
https://www.gbj.or.jp/pressrelease20151009/
https://www.gbj.or.jp/wp_gbj/wp-content/uploads/2015/10/ETS_ACP_GBJ_PressRelease20151008_r6.pdf
2-57. クレジットの採点方法についてですが、誰が採点するのでしょうか。また、3点満点中2点になる場合などの基準はありますか。
各クレジットの要件の中には1点、2点、3点などと達成度により加点数が異なるものがあります。
その獲得点数の基準は各クレジットの説明文の中で規定されています。 例えば、屋内の水使用量削減関連のクレジットでは、規定の水使用量よりも20%以上削減することが必須ですが、そのあと、
25%以上削減なら1ポイント
30%以上削減なら2ポイント
などと、レベルに応じて獲得点数が増えるようになっているクレジットがあります。 1点のみのクレジットもあります。
2-58. LEED認証を取得したい場合は、どの段階でapplyしなければいけないのですか?また、LEEDの資格がないと、認証の申請はできないのでしょうか?
申請登録(Registration)は、どなたでもできます。 ただある程度の規模のプロジェクトの場合、LEEDのコンサルタントが初期の段階から参画して申請登録から始める例が多いと思われます。
2-59. LEED認証を取得したい場合の流れがわかるものがあれば教えてください。
LEED認証取得のためのプロセスはGBJのセミナーでも取り扱っていますので、過去のセミナーから情報を得ていただけます。LEEDの開発元であるUSGBCでは資料のページを日々更新していますが、ご質問に該当するページ(英語)はこちらのリンクになります。
https://new.usgbc.org/cert-guide
一般商業ビルの場合Commercialを選ぶと詳細が記載されています。(残念ながらまだ日本語訳のものはありません。)
2-60. 建築からではなく、内装を手掛けた場合、LEED認証の申請をすることは可能でしょうか。
インテリア部分のみを対象にした認証取得は可能です。 内装工事を2種類以上伴う時は、ID+Cになります。
参考リンク: https://www.gbj.or.jp/leed/ratingsysytems/
また、インテリアの運用だけでもv4.1からは申請可能になりました。
2-61. 海外の保存再生建築に関わるLEED認証された事例を教えて下さい。
保存再生建築に関わるLEED認証された事例の資料等:
保存再生された歴史的建築物のLEED認証事例も少なからずあります。
LEED認証された最も古い建物は、1453年に建てられたヴェネツィアのパラッツォです。
また、USGBC(LEEDの主催団体)に歴史的建築物のLEED認証事例を紹介する記事があります。
エンパイアステートビルの改修がLEED認証を取得(2011年)も有名です。
Empire State Building Achieves LEED Gold
「Empire State Building LEED」で検索すると他にもたくさん見つかります。
日本ではLEED認証案件は、まだ多くないのですが、歴史的建築物内に入居した物販店舗がインテリア認証を取得した好例があります。
・パタゴニア京都
これは、大正時代に京都中央電話局として建築された京都市登録有形文化財の建物を、商業施設として再使用したプロジェクトです。
2-62. アセアンなど各国におけるLEED認証の発行数のデータなどは公開していますか?
“「世界各国でのLEEDの普及状況」の検索方法を一般公開しております。 https://www.gbj.or.jp/leed/ratingsysytems/leed-fukyu/ このページに記載してあるリンク先(USGBC)に、国別LEED認証の最新データを検索する仕組みがありますので、ご利用ください。”
2-63. 現在のLEED認証ではBD+C、ID+C、OM、ND、HOMESがありますが、NDとHOMESはまだ世界での事例はないのでしょうか。
LEED for HomesもLEED NDも実績はあります。日本にもあります。 以下のURLに入り、USGBCサイトへのアカウント登録(無料)をして”DOWNLOAD ALL””を押すと、世界中の全てのプロジェクトがダウンロードできます。 https://www.usgbc.org/projects
その後、Rating SystemごとにSortをすればHomeやNDのプロジェクトが一覧表として表示されます。
2-64. 「LEEDとは」に2018年5月現在で、70,891の認証件数との記載がありますが、その数値は認証済のもの(審査中は除く)ですか。
LEED HOMEの約29,000件も含まれていますが、全世界での認証済みの件数です。
2-65. GBJのホームページで、LEEDが選ばれている理由は、
・パフォーマンスが出ることが証明されている。
・継続的な改善ができる。
・ライフタイムに渡ってのリターン。
の3つであるとされていますが、「・継続的な改善ができる」というのは、LEEDが年々最新版にバージョンアップしていくという見解でよろしかったでしょうか。また、この3つの他にLEEDが選ばれている理由がございましたら、教えていただきたいです。
GBJのホームページに「なぜLEEDが選ばれるのか?」の解説をしておりますが、ひとつ目のご質問の「継続的な改善ができる理由」というのは、ご理解のとおりです。 特に既存建物を対象としたLEED O+Mは、継続的な改善を促すようなシステム設計となっています。 ふたつ目のご質問として「追加すべきLEEDが選ばれている理由」に関しては、下記の2項目をあげさせていただきます。
・第三者認証としての公平性、透明性、客観性が担保されている。
・グローバルに使われているため、国や地域をまたいだ比較が可能である。
2-66. LEED認証が取得できる運びです。何らかの正式な認定書や壁にかけられるような盾のようなものを探しています。
USGBCが公認している、唯一のPlaque提供会社が「Green Plaque」で、そこのサイトで注文が可能です。認証の取得後、USGBC Project ID Numberを入力することで、購入することができます。下記をご覧ください。 https://www.greenplaque.com/
2-67. LEED認証を取得しました。LEED認証のロゴデータをください。
GBJはUSGBCやGBCIとの提携関係を持っていますが、独立した公益法人として運営されており、ロゴデータのご提供は出来かねます。GBCI認証機関へ直接お問い合わせ下さい。
2-68. プロジェクトのチェックリストとは
プロジェクトのチェックリストと呼ばれているものは、クレジット項目の名称と獲得可能ポイントの一覧表です。
LEEDのアプリケーションごとに獲得可能ポイントが違います。例えば新築でも用途によって8種類分かれています。
これらをまとめて、クレジット項目を和訳したものを会員用に用意しています。
エクセルファイルなのでダウンロードして編集して使えます。
どんなイメージの表なのかは、次のリンク先で一部見てもらうことができます。 https://www.gbj.or.jp/resources/leed-v4-checklist/
Version 2009でもクレジット項目の和訳は参考にしてもらえる資料です。
Project Checklistの和訳版”というご質問ですが、もしかすると通常チェックリストと呼ばれているものではなくて、各クレジット項目の要求事項や評価基準が書いてある解説本(Reference Guide)に関してかもしれません。
または、英文でUSGBCサイトに公開されている各クレジット項目の要求事項の簡易版をさしていらっしゃるかもしれません。 同じく会員用に用意してある用語集は、英文資料を読む際に参照していただけます。
イメージは、https://www.gbj.or.jp/resources/leed-glossary/ です。
GBJ会員は、会員ページにある過去のセミナーの資料などからもチェックリストなどに関する情報を入手することが出来ます。
V2009のチェックリストの和訳版は作っていませんが、新しいv4の和訳版を利用してもらうことができます。 (クレジットの項目名も共通のものが多くあります。)
日本語版のチェックリストは、USGBCのサイトにあります。会員でなくても見ることができます。
USGBCのサイトのサーチ欄に、japanese checklist と入れると出てきます。
LEED v4 for Building Design and Construction Checklist – Japanese
LEED v4 for Interior Design and Construction Checklist – Japanese
LEED v4 for Building Operations and Maintenance Checklist – Japanese
LEED v4 for Neighborhood Development Checklist – Japanese
これらはGBJのワーキンググループで和訳をサポート(推敲・監修)しました。
2-69. LEED認証取得に際し、LEED-ND GIBクレジット17規定の資料をいただけますか
LEED関連資料はUSGBCの resources にあります。 GBJが独自の情報を持っているわけではありません。 LEED-NDのGIB 17クレジットは以下のWEBページからダウンロードしPage 61-84をご確認ください。 https://www.usgbc.org/resources/leed-v4-neighborhood-development-current-version
日本語の資料はございません。 上記は概要版(無料)です。 更に詳しいレファレンスブック(有料)は以下です https://www.usgbc.org/resources/leed-reference-guide-neighborhood-development-0
Hard copy, $249.00
e-document (PDF), $219.00
です。