WELL at scale

WELL at scaleは、建物単体ではなく、その企業・組織が有する全てもしくは複数の建物・空間(5拠点以上)を対象にWELL規格を適用することができる評価システムです。複数の建物・空間にわたってwell-beingに関する取り組みを目に見える成果として発表し、財務およびESG報告を支援することができます。WELL at scaleは、2つのアプローチがあります。

 

Enterprise

企業・組織全体(5つ以上の建物を有する)を対象

企業・組織が有する全ての建物・空間を対象にwell-being戦略を適用したいと考えている企業・組織のために開発されたプログラムです。Enterpriseで取り組まれる場合、すべての建物・空間をWELL規格に基づき評価され、その企業・組織のwell-beingに関わる取り組みの実情を数値化した「WELLスコア」が提供されます。WELLスコアは、それぞれの拠点において、WELL(v1v2pilotv2)、WELL Rating system ( WELL Health-Safety Rating、WELL Performance Rating)の取得の有無と認証レベルによって点数が付けられ、建物・空間の利用人数で乗じた総合評価です。このWELLスコアを継続的に使うことで、企業・組織全体の改善の進捗確認や、ステークホルダー・投資家・従業員へ意味のあるレポートを提出することに役立てることができます。なお、単体の建物が対象となるWELLv2とは異なり、WELLの取得を目指さない拠点を含めることができます。WELL取得を目指さない拠点およびWELL Rating systemの取得のみを考えている建物では、現地審査を必要としないことも特徴です。

 

 

Portfolio

企業・組織が所有するすべてでない任意の5つ以上の建物

Portfolioは、単独のプロジェクトだけではなく、5つ以上のプロジェクトでwell-being戦略を適用したいと考えている企業・組織のために開発されたプログラムです(2019年に正式発表)。Portfolioで取り組まれる場合、Enterpriseと異なり、「WELLスコア」で評価されません。その代わりに、5つ以上の各拠点においてWELLv2の取得を目指し、すべての拠点で達成したWELLの認証レベル(ポイント数)の平均点が提供されます。Portfolioの場合は、5つ以上の拠点でWELLプロジェクトを一括で管理することができることにメリットがあります。

 

詳しい内容はIWBIのホームページをご覧ください。