WELL とは

WELL  WELL Building StandardTM

WELL Building Standard®は、人々の健康とウェルネスに焦点を合わせたビルト・エンバイロメント(建築や街区の環境)の性能評価システムです。

WELL v1は7つのコンセプト(空気、水、食物、光、フィットネス、快適性、こころ)を通して、人間の健康とウェルビーイング(幸せな暮らし)に影響を与えるさまざまな機能を測定・評価・認証するパフォーマンスベースの評価システムです。設計、建設、運用のベストプラクティスと、エビデンスに基づいた医学的および科学的研究を組み合わせ、人間の健康とウェルビーイングをサポートする手段として構築された環境を評価します。

WELL v2は、v1を多くの点で改良したもので、2018年5月31日にパイロットとして開始されました。より良い建物を通じて人間の健康をサポートし、向上させるための10のコンセプト(空気、水、食物、光、運動、温熱環境、音、材料、こころ、コミュニティー)で構成され、あらゆる種類のプロジェクトの評価に使えるものとなっています。

現在、WELL v1とv2パイロットは並行して運用されているため、どちらを使うことも可能です。いずれv2はパイロットが外れ、v1の登録が終了することになりますが、その時期はまだアナウンスされていません。

WELL認証を受けるためには、全ての必須項目(Precondition)を満たし、必要な数の加点項目(Optimization)を取得することが必要です。点数が多いと認証レベルが高くなります。審査は必須・加点項目を満たしていることを示す書類審査の他、現地にて空気質・水質・光・音などの環境測定と各種チェックにおいて要件を満たす必要があります。また、認証取得後にも継続的なビルト・エンバイロンメントの維持を求めています。WELL認証の有効期限は3年間で、継続には再認証が必要となります。

複数建物の街区を評価するWELL Community Standard Pilot、複数建物をまとめて取り扱うWELL Portfolioと呼ばれる評価システムもあります。

 

 

 

標準的な認証システムとして3タイプあります。

  1. New and Existing Buildings 「新築/既存建物版」
  2. New and Existing Interiors 「新築/既存インテリア版」
  3. Core & Shell          「コア&シェル版」

★この他に建物タイプ別に集合住宅版、教育機関版、店舗版、レストラン版、業務用キッチン版があります。

★上記以外の建物タイプでも対応できるように評価項目をカスタマイズする「ALL Project In版」もあります。

 

 

WELL v1 評価項目 

①「新築/既存建物版」の評価項目を示します。他の建物タイプでは構成が若干異なります。プロジェクトは全ての必須項目を満たした上で、加点項目を満たして点数を獲得します。

 

 

 

WELL v2 認証システム

v2では全ての建物タイプで一つの評価システムを使います。但し、テナントオフィスは「WELL core」と呼ばれ、若干の評価条件が異なります。

 

 

WELL v2 評価項目 

項目(Feature)の中にはパート(Part)に分けられた要件があります。プロジェクトは必須パート全てを満たした上で、加点パートを満たし点数を獲得します。

改訂版では追加されたベータ版の項目(β版Feature)もあります。

 

 

WELL現地検証(WELL Performance Verification)

WELL認証では、書類審査が通ると、運用開始後に現地審査があります。案件の規模によりますが、3日以上かけて空気質、水質、光環境、音環境、温熱環境の測定の他、さまざまな項目におけるスポットチェックを行います。通常、海外から検証のための測定員が来日し、測定、サンプリングを行います。空気質や水質は分析会社に送られます。その後、現地検証の結果を含めて最終的な点数が決まると認証レベルが確定します。

 

 

WELL v1、v2の認証レベル

WELL認証のレベルは、WELL Silver、Gold、Platinumがあります。

v2のWELL core認証のみ Bronze (WELL core Certifiedから改名) があります 

 

 

WELL AP資格

WELL AP (WELL Accredited Professional)は、WELL評価システムにおける専門性と高度な知識を有する専門資格です。WELLプロジェクトの認証取得支援を行う人向けの資格です。日本国内にて、英語+日本語併記で試験を受けることができます。WELL APは、WELL認証の評価員(アセッサー、レビュアー)とは異なります。

 

 

 

世界の登録件数

登録(認証)件数は世界各国で年々増加しています。

 

 

日本の登録件数

日本国内での認証件数も年々増加しています。

 

WELLとは (A4 PDF)    2019.11.12更新

WELL v1

 

WELL v2