レジリエンスの定義とは:人を第一に考え、場所を守るためのプローチ

 

以下の記事は、GRESBに掲載されたものです。

 

私は健康とデザインに関わる仕事をしているのですが、人々がレジリエンスについて話をしている時、興味深いことが起きていることに気がつきました。それはこの言葉を口にする際、誰もが強く同意を示してうなずくものの、実はまったく異なる考えを抱いていることが多いということです。

 

もちろん、不動産業界においてレジリエンスとは地球温暖化の影響でさらに厳しい状況に耐えうる構造物を設計することだと考えられています。こうした場合の人々の話題は、免震構造の企業のキャンパスや、ミニマルで現代的なフローティングハウスなどに向いている可能性があります。

 

ですが、公衆衛生に関わっている友人たちがレジリエンスについて語るときは一般的にコミュニティに焦点が当てられています。つまり、急性および慢性疾患のある人々の感染リスクを下げ、回復を早めるためにはどんなことができるのか、という健康上の治療介入についてです。彼らの間では、人種差別や貧困への対処、栄養価の高い食品を公平に入手できるコミュニティの構築、日々の身体活動が安全に行える環境の整備などといった話題に関心が集まることが多いのです。

 

IWBI 記事 原文(2021.6.28):
https://resources.wellcertified.com/articles/defining-resilience-a-people-first-approach-to-protecting-places/

 

 

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