マテリアル(材料)を通じて健康を促進するLEEDの可能性

 

プロジェクトチームがより健康的な環境作りのために、最も活用しているLEEDクレジットを紹介

建築マテリアル(材料)のエンボディド・カーボン(内包二酸化炭素)は、全世界の温室効果ガス排出量の13%を占めている。この状況に対処するため、LEED評価システムは、ライフサイクルに有益な影響を与え、低エンボディド・カーボン(内包二酸化炭素)であり、かつ建物の居住者の安全、健康、福祉を促進するマテリアル(材料)を購入することをプロジェクトに奨励するクレジットを設定している。LEEDの中で、人と生態系の両方の健全性に配慮した、より総合的なマテリアル(材料)の安全性に関する要項を作成し続けることは、建築環境を前進させる上で極めて重要である。

 

マテリアル(材料)クレジットへの関心の高まり

LEED v4.1 for Building Design and Construction(BD+C)の「低放散材料」、「環境製品宣言(EPD)」、「材料成分」の3つのクレジットは、室内環境品質と気候変動に対する健康ニーズの両方を満たすマテリアル(材料)をプロジェクトに採用したチームに与えられるものである。

これらのクレジットは、LEED v4.1の代替クレジットの32%を占め、2023年末には過去最高のクレジットの使用が予測されている。

 

USGBC articles 原文(2023.9.13)
https://www.usgbc.org/articles/opportunities-leed-promoting-health-through-materials

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