ロングライフビルとLEED

BRLCA NEWS 150号(2015.1)特集 環境性能が市場価値を高める時代へ

 

ロングライフビルとLEED -Built Environment のサステナビリティ向上を考える-

一般社団法人グリーンビルディングジャパン 理事

レンドリース・ジャパン株式会社 シニア・プロジェクト・マネジャー

大村 紋子

 

前稿(BELCA NEWS 136 号 2012年1月)では、米国グリーンビルディング協会(United States Green Building Council:USGBC)が構築した建築物環境性能評価システムであるLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)の概要について、BELCAのテーマである「建物のロングライフ」の観点から解説し、環境ラべリング制度の多元的な意義について考察した。

とくに、LEED 認証取得のプロセスは、環境性能の向上のみならず、建築専門家と非専門家が「サステナブルで市場価値の高い不動産づくり」という共通の目標に向かう合意形成プロセスの可視化でもある点を考察した。

本稿では、2013 年11 月に発表されたLEED 改訂版(Version 4 、以後V 4 )をふまえ、米国での事例をみながらあらためてLEED の全体像を俯瞰する。さらに、運用中の建物に関する日本でのLEED の活用法、その課題および取り組み方について考察する。

 

ロングライフビルとLEED (全文 PDF)

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