GBJ設立5周年記念シンポジウム [資料] 小池百合子東京都知事 祝辞全文

小池百合子都知事 祝辞全文

 

皆さん、おはようございます。Good morning, ladies and gentleman.

一般社団法人グリーンビルディングジャパンの設立5周年、誠におめでとうございます。 皆様は世界標準の環境評価ツール、LEEDの普及を通じて、そしてグリーンビルディング評価の定着にこれまでもご尽力されてこられました。みなさまのご努力の賜物、これからも深くそして広く世界に広がっていくこと、心から期待を申し上げたいと思います。

 

東京都、1370万人の人口を抱えておりますけれども、先月、世界22の大都市の代表の方をお招きいたしまして、「きれいな空と都市 東京フォーラム」を主催させていただきましました。Clean City, Clear Skyというタイトルで行ったフォーラムでございました。もちろん環境問題全般も議論をいたしまして、そして、いかに大都市など都市が、持続可能な環境を維持できるかどうかということをまとめました「東京宣言」というものもまとめたところでございます。

 

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いつも私は3つのことを申し上げております。日本には古くから武道がございますが、これは柔道とか空手などでありますけれども、その心と言いましょうか、ポイントは3つの言葉から成ります、「心・技・体」であります。

 

環境を持続させていくためには、まずその意識というものを持たねばなりません。「心」mindですね。これをまずしっかりと持つということ。それから「技、技術」technologyですね、これを高めていくこと。最後の「体」というのは、bodyまたはsystemということになります。ですから、mindとtechnologyと、 そしてsystem。この3つがあって初めて色々なポリシー、政策が有効に活用・動いていくと、このように考えているところであります。 皆さん今日はクールビズでいらしておられますけども、「ネクタイをしなくては駄目だ」というその意識から解放したのが、まずmindの部分ですね。それから、エアコンの技術を高めていくというのが技術の部分ですね。それから、法律にはしておりませんけれども、クールビズなどを含めて、環境に配慮するという政策も作っていますね。これによって「心、技、体」で進んでいく、その典型例がクールビズではないだろうかなと、ちょっと自負をしているところでございます。

 

さて、シンポジウムのテーマにもありますESG投資でございますけれども、東京都といたしまして、このESG大変力を入れております。

そして、そのESG投資の普及を実践する企業を褒めてあげたいということから、今年度、「東京金融賞」という賞を設けることといたしました。このESGに配慮した投資、これを活用することによって、社会全体がより環境に優れた方向に行く、これこそ真に有効なファイナンスのあり方ではないかということであります。

また、昨年度からグリーンボンド、今年度特に本格的に始めたのですが、自治体といたしまして日本で初めてグリーンボンドを発行いたしまして、公共施設の環境対策など、このグリーンボンドを活用することによって推進をしていく。合計200億円規模でございますけれども、即日完売ということでございました。東京が率先して、このような環境投資への流れをつくっていきたいと考えております。

 

また、東京都といたしまして「ゼロエミッション東京」を目指して多面的に取組んでおりますので、「建築物環境計画書制度」というのはLEEDと非常に似通った、方向性は同じ制度をすでに設けておりまして、建築物のエネルギー性能の向上に大きな成果を挙げているところでございます。

それから東京都といたしまして、更にゼロ・エネルギー・ビルディング(ZEB)の普及も目指しております。その実現に向けまして、重要な評価ツールの定着を目指す皆様方の活動には大変期待を致しているところでございます。

 

5周年を機に、益々のご発展、そして会員の皆様方の一層のご活躍を、祈念を申し上げまして、私からのメッセージとさせていただきます。 本日はおめでとうございます。

 

 

 

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