GBJシンポジウム2019 [資料]

– Together in LEED, WELL and beyond – Our actions for ESG and SDGs –
 LEED、WELL、さらにその先へ一緒に – ESGとSDGsに対する私たちの行動

2019年9月13日(金)日本科学未来館にてGBJシンポジウム2019を開催しました。

> 開催案内

 

Contents

セミナー

・Seminar 1.グリーンビルディング入門

・Seminar 2.LEED v4,v4,1概説  (会員限定)

・Seminar 3.WELL V2概説  (会員限定)

・Seminar 4.LEEDやWELLの材料とマテリアルライブラリー紹介

 

シンポジウム

・Opening

・Session1 持続可能な開発は建物から都市スケールへ

     1. LEED:グリーンビルから QOL へ

     2. LEED for Cities 企画設計項目案例の紹介

     3. グリーン ジャーニー‐台北101

     4. ICIラボ エクスチェンジ棟 LEED V4 BD+C NC PLATILUM

     5. デルタ・グリーンソリューションを活用した都市のエネルギー効率化

・Session2 ウェルビーイングの視点 ー 生活の質(QOL)に向かうグリーンビルディングの次章 

     1. WELL – ESGおよびSDGsに合わせてローカライズされたグローバルスタンダード

     2. 大成建設「ZEB実証棟」 ~ウェルネスオフィスの普及に向けて~

     3. 日本郵政本社オフィスにおけるLEED取得を契機としたQOL向上事例

・Session3 ESG金融で加速する都市・建築のパラダイムシフト 

・Closing

 

ネットワーキングパーティ

・環境に配慮した健康的なエシカル・ケータリングのポリシーと仕様

 

・展示会

 

 

 

セミナー
Seminar 1

グリーンビルディング入門

グリーンビルとはなんだろう、なぜ海外発の認証制度が日本で広まっているのだろう、グリーンビルに関わるためには何から始めれば良いだろう。GBJセミナーを通じてさまざまな受講者と接してきた講師2名が問答形式で「初めの一歩」をひもときます。

 

PDF

 

Seminar 2,3

会員限定 Link>>

Seminar 4

LEEDやWELLの材料とマテリアルライブラリー紹介

GBJでは2019年6月より日本でLEEDやWELLのプロジェクトに貢献可能な製品を検索できる、マテリアルライブラリーをオープンしました。その背景や具体的な内容をご紹介いたしました。

 

 

PDF(1/2) PDF(2/2)

 

シンポジウム オープニング
Opening

 

平松 宏城, GBJ共同代表理事(株)ヴォンエルフ 代表取締役

 

Andy To, Managing Director, USGBC & GBCI North Asia

 

Session1

 

Sustainable development: from buildings to cities 持続可能な開発は建物から都市スケールへ

2018年10月、国連IPCCはGHGの劇的な削減を早急に求める重大な警告を世界に発し、パリ協定以降、Non-State Actors(非国家主体)が脱炭素化を主導。USGBCも自身のビジョンの適用範囲を建築単位から拡張させ、各建築物でのエネルギー、水、廃棄物削減、公共交通機関、大気汚染対策に加え、社会的項目を含むSDGs達成のため面的スケールでの行動を求め、建築物とコミュニティーの切れ目ない連携を促しています。当パネルでは、1.5℃目標をいかに達成するか、その分野でのアジアの最新事例をご紹介しました。

 

 

1. LEED:グリーンビルから QOL へ

Jing Wang, GBCI-NA
過去20年にわたり、USGBCはLEEDを通じて世界中のグリーンビルディングコミュニティに影響を与えてきました。 LEEDは現在175の国と地域に広がっています。 98,000を超える商業プロジェクトで、毎日300万平方フィートのスペースがLEED認証されています。 普及は責任を意味します。 すべての人間は、健康で安全な環境で、生き、学び、働き、遊ぶに値します。 LEEDのような格付けシステムは、これらの目標を達成するのに役立ちます。目標は抽象的なものではなく、人々の日常生活に具体的かつ即座に影響を与えます。

*英語

PDF

 

 

2. LEED for Cities 企画設計項目案例の紹介

Lin Jie, 北京建築技術発展有限責任公司

北京建工グループと新航城ホールディング株式会社は、北京新航城研究セーターを設立し、北京大興国際臨空経済圏の緑化を持続可能な発展に努めます。技術会社と研究機関はUSGBCと協力して北京大興国際空港経済圏を世界初のLEED for Cities規則設計プラチナ級の事前認証を目標に努力をしています。
*中国語 逐次通訳

PDF

 

 

3. グリーン ジャーニー‐台北101

Michael Liu, Taipei Financial Center

2004年から2010年まで、台北101は世界で最も高い建物でした。 しかし、その永続的な価値は、高さだけでなく、運用面における洞察力とも関係があります。 台北101は、持続可能な高層ビル開発の世界的な先進事例です。 2011年にLEED O+Mのプラチナ認証を取得し、2016年に記録的なスコア(90ポイント)を達成した世界初のLEED v4プラチナ認証取得の超高層ビルになりました。 TAIPEI 101の経営陣から建物の継続的な改善方法を直接聞くことで、将来のインスピレーションを得ることができるでしょう。

*英語

PDF

 

 

4. ICIラボ エクスチェンジ棟 LEED V4 BD+C NC PLATILUM

今林 憲一, 前田建設工業株式会社
ICIラボの事務本館にあたる「エクスチェンジ棟」は、恵まれた自然環境と立地条件を最大限に活用し、「ZEBと知的生産性を向上する次世代オフィス」を目指し建設されました。結果ZEBを達成し、BELS認証☆☆☆☆☆、CASBEE Sランクの取得の他、LEED V4 BD+C New Constructionにおいて最高評価となるプラチナ認証を国内第一号で取得しています。その概要を紹介いたしました。

 

PDF

 

5. デルタ・グリーンソリューションを活用した都市のエネルギー効率化

稲田 周次, デルタ電子株式会社

デルタグループは、「より良い明日のために革新的かつクリーンで高効率なエネルギーソリューションを提供する」ことをミッションに事業を展開。都市のエネルギーの効率化をテーマに、ビルオートメーション、EVインフラ、データセンター向けソリューションと日本における事例を紹介しました。

 

PDF

 

パネルディスカッション

 

Session2

Wellbeing: green buildings for quality of life
ウェルビーイングの視点 ー 生活の質(QOL)に向かうグリーンビルディングの次章

人が約9割の時間を過ごす屋内の環境は、ウェルビーイングと生産性に影響を与えます。またビジネス運用コストの9割は人に関するものです。そのため、人のウェルビーイングや生産性に寄与する空間創造は経費というよりも効果的な投資との認識がグローバルに高まっています。そのようなニーズに応じて注目されるWELL認証の理念と実例や、ウェルビーイングに積極的に取り組む企業のLEED-CI認証プロジェクトを紹介しました。

 

 

1. WELL – ESGおよびSDGsに合わせてローカライズされたグローバルスタンダード

WELLは、人々の繁栄を支援する方法で建物とコミュニティを変革するための世界的な動きをリードしています。 国連SDGsと連携し、グローバルESG報告システムで参照されているWELLは、健康とウェルビーイングを大規模に推進し、企業価値をESGおよびSDGsと連携させる効果的なツールとして役立ちます。 IWBIアジア プレジデントのXue Yaと、Tony Armstrongから WELLの最新情報をお聞きください。

 

Xue Ya, IWBI(Asia)

 

Tony Armstrong, IWBI(Asia)

PDF

 

 

2. 大成建設「ZEB実証棟」 ~ウェルネスオフィスの普及に向けて~

田中 拓也, 大成建設株式会社

ZEB実証棟は2019年5月、世界で初となるWELL認証「プラチナ(新築/既存建物全体)」を取得した。国内における健康やウェルビーイングに対する社会的ニーズの高まりを受け、当社ではウェルネスオフィスの普及促進を事業として推進しています。その第一歩ともいえる本プロジェクトを、環境性能と健康性能の両立という視点を交え、認証取得に向けた具体的な取組事例として紹介しました。

 

PDF

 

 

3. 日本郵政本社オフィスにおけるLEED取得を契機としたQOL向上事例

齋藤 隆司, 日本郵政不動産株式会社

日本郵政新本社オフィスでは2019年にLEED-CIのGOLD認証を取得したところ。LEED-CI認証取得としては日本最大級の規模となっており、この取得を契機に、SDGsの推進やWELLへの取り組みを強化し、社員のQOL(Quolity of Life)改善に資するような活動へとつなげており、今回は、日本郵政グループにおけるこれらの取組み事例について紹介しました。

PDF

 

Session3

Paradigm shift of built environment accelerated by ESG finance

ESG金融で加速する都市・建築のパラダイムシフト

GBJが発足した2013年、多くの人々の関心の外側にあった都市・街区スケールでの気候変動対策やゼロエミッション(炭素排出ゼロ)、ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した金融・不動産投資、そこからの企業経済活動への影響は、この6年で世界的な一大関心事になっている。「環境」と「健康」と「金融」というかつて関連がないと思われていた各要素が有機的に連携し、持続可能な経済や街の在り方に大きな影響を与えていく構図を俯瞰していただきたい。

 

 

 

高見 行洋, 日本GLP株式会社
大手エンジニアリング会社にてエネルギープラントの開発を経験した後、2017年にGLPに入社。大規模物流施設の開発マネジメントに従事し、昨年竣工の物件がLEED認証を取得。現在、延床60万m2の国内最大級案件を遂行中。

 

鷹羽 美奈子, MSCI
青山学院大学国際政治経済学部卒業。横浜国立大学大学院修士課程修了。あずさ監査法人、ボーダフォンを経て、07年よりMSCIにてESGリサーチに従事。日本株リサーチ全体責任者として機関投資家のサポートを行う。

 

 

森丘 敬, 株式会社格付投資情報センター(R&I)
証券化商品、LBO、プロジェクトファイナンス、航空機ファイナンス等の格付業務に従事。2016年よりグリーンボンド等の評価業務を兼任。DBJ Green Building 認証のアドバイザリー委員会の委員。

ESG債の市場動向とグリーン・ウェルネス建築の位置づけについて

PDF

 

シンポジウム クロージング
Closing

大村 紋子, GBJ共同代表理事 レンドリース

 

Mahesh Ramanujam, USGBC President and CEO

ビデオメッセージ

 

 

ネットワーキングパーティ 

環境に配慮した健康的なエシカル・ケータリングのポリシーと仕様
Toward a Taste of Sustainability – Catering Policy

 

ethical-catering

 

企画展示 

グリーンビルディングに求められる製品やサービスの展示を行いました。

出展企業

コクヨ・UL Japan・イトーキ・森ビル・デルタ電子・池上産業・URIMAT Japan・プロシオン ジャパン・クラウン防災・バルセロナトレード

 

 

 

 

続きをご覧いただくには、会員登録(有料)をお願いします。
Please be registered as a GBJ member in order to read more.

関連記事