2019年活動の主な項目

会員の皆様のご支援をいただいて2019年は以下のような活動を行うことが出来ました。
詳しくはリンク先をご覧ください。セミナーの内容など多くの情報を掲載しております。

 

■2019年活動の主な概要

 

1. 定例会・総会 

毎月:運営委員会、理事会
月2~3回:メールマガジンの配信
定時会員総会 2019年328日に開催。(次回は2020年2月25日予定)

 

2. セミナーWG

以下のセミナーを開催しました。毎回5段階評価で4点以上の高い評価をいただいております。本年より、ウェブを介した遠隔受講もできるようになりました。

2月:グリーンビルディング超入門 (46名)
3月:LEED V4クレジット解説-1(中級編)(46名)
4月:LEED V4クレジット解説-2(中級編)(44名)
5月:WELL概要 (49名)
6月:LEED V4.1のマテリアル変更点とLEED、WELLのクレジット取得に資する製品検索マテリアルライブラリーのご案内 (33名)
7月:建築・都市の「環境」「健康」国際基準、LEED・WELL と働くこと (入門編) 若者・女性・シニアも必見! (77名) → 会員外にもダイジェスト版を一般公開中
8月:ESG投資とGRESB:サスティナブルなお金の流れを知ろう (40名)
11月:ICIラボ エクスチェンジ棟 LEED V4 BD+C NC PLATINUM 見学会 (42名)
12月:GREENBUILD ATLANTA, GREENBUILD CHINA 報告会 (予定)

 

3. テクニカルWG

ACP
LEED要件に含まれる様々な基準で、日本の建物に適用する場合にハードルとなる可能性が高い以下の項目について、同等性を確保しつつ、日本に適用可能な代替要件充足手法(ACP)をUSGBCに提案し、正式採用されるよう働きかけました。
・BD+C v4 IEQ必須項目である外気風量計測について、空調機風量による除外要件を整理
・ASHRAEの必須要件である空調機のMERV 6フィルター設置について
・冷却塔の節水に関する必須基準と冷却水の水質管理基準について
・LEED BD+C, ID+C, NDで必須の、エネルギーモデルにBESTの利用条件の検証

勉強会
・LEEDに関するエネルギーモデリングの勉強会の実施 (3回)
 うち、BIMを用いた環境解析機能についての勉強会含む

 

4. マテリアルWG

6月、GBJマテリアルライブラリーをGBJウェブサイト上にオープン しました。
・6月 マテリアルライブラリーについて説明するセミナーを開催
・9月 GBJシンポジウムにおいてセミナーにてマテリアルライブラリーを説明
・12月現在、LEED向けマテリアルは7社18項目、WELL向けマテリアルは3社24項目を掲載中
※GBJ法人会員企業の商品は無料でGBJマテリアルライブラリーへ掲載可能です。(お申込方法)

 

5. コンテンツWG

2018年12月より、USGBC 及びIWBIコンテンツ(Article等) の抄訳付き紹介をメールマガジンで毎月発行しています。
・9月 GBJブックレットの改訂
・GBJウェブサイトの改修 (進行中)
 ・グリーンビルディングとは何か等をわかりやすく記載
 ・初心者向けページの作成
 ・Q&Aページの整理
・LEED-O+Mのリーフレット作成(進行中)

 

6. WELL WG

WELLに関する対外的な情報発信と、最新動向の情報共有を中心に、以下の活動を行いました。

WELLリーフレット改訂(v1とv2用、WEBページ掲載)
・IWBIのWELL関連記事の紹介
雑誌 「ビルと環境」に「WELL v2概要」記事投稿
日本建築協会誌「建築と社会」2019年2月号「WELL認証の概要」
・JABMEEセミナー「スマートウェルネスと建築設備 」にてWELL発表
・JFMAの大会にて「WELL認証アップデート~健康から施設評価する制度の最新動向」発表
月刊「総務」5月号(WELL特集)インタビュー記事「WELL認証の概要」
第50回GBJセミナーにて「WELL概要」講演
・日経BP社WELL取材協力
・GBJ WEBのWELL関連ページを全面改訂
・最新WELL 改訂情報、案件情報の共有
 例:路上禁煙条例下の案件での喫煙室設置用AAP
  WELL Portfolio登録案件数が英国で急増
  WELL 2019Q4版改訂 (D&O」→「Precertification」呼び名だけ改訂)

 

7. SDGs勉強会

2019年よりGBJ運営委員会メンバーが自主的に立ち上げた勉強会で、以下の活動を実施しました。

2月: SDGs勉強会検討会 (キックオフミーティング)
3月: SDGsの基礎の勉強会 (1)
4月: SDGsの基礎の勉強会 (2)
5月: SDGs カードゲームによるSDGs疑似体験
6月: SDGs カードゲーム振り返りと勉強会
7月: SDGsの基礎、実践の勉強会 (3)
8月: SDGs実践の勉強会 (4)、自治体のSDGs勉強会
10月: 自治体SDGs、USGBC, LEEDとSDGs勉強会
12月: GBJ活動における来年度SDGsテーマ検討会 (予定)

 

8. 川崎技術展への参加

2月7-8日に開催された第11回川崎国際環境技術展に出展・交流しました。GBJ共同代表理事の平松宏樹による講演のほか、GBJ展示ブースにて以下の展示・紹介を行いました。

・GBJの活動をパネルで紹介、GBJパンフレットの配布
・LEED、WELL、SITESの概要をパネルで紹介
・環境認証制度の超入門の説明
・資格試験の概要の紹介
講演:平松 宏城 (GBJ共同代表)
「都市・街・建物のサステイナビリティ指針~LEED、WELL、SITESは環境、健康、QOL向上を目指す~」

 

9. Greenbuild への参加

Greenbuild China エデュケーションセッションへGBJとして初参加し、日本の事例を発表しました。11月にアトランタで開催されたGreenbuild の様子については、12月19日のセミナーで報告します。

GreenBuild China 2019 (上海 10月)
・ V4のプラチナ認証プロジェクト表彰 (前田建設ICIラボ)他多数
・ エデュケーションセッション:日本からはZEB initiatives in Japan both New and Existing-前田建設、竹中工務店
・ B2CのLEED 増加(中国国内のマクドナルド新規1800店舗)
・ LEED for Cities and Communitiesへの注目 (習近平国家主席が主導する環境都市構想)
 等

GreenBuild 2019 (アトランタ 11月)
・ 基調講演/パネル:バラク・オバマ米前大統領 他
・ サミットの二本柱:レジリエンシーとウェルネス・健康
・ キーワード:ソーシャルエクイティー(社会的公正性)、QOL、リビングスタンダード、最低ラインのベースラインの確保、アフォーダブル住宅
・ Growsmarter: シティー規模でのサステイナビリティ(欧州事例)
 等

 

10. GBJシンポジウム

本年はUSGBI、GBCIとの初共催となり、「ESGとSDGsに対する行動」にフォーカスし、東アジアの事例共有とともにESG投資との連携を掘り下げました。また、7社からの協賛のご協力をいただきました。

日時/場所:2019年9月13日(金) 日本科学未来館 7階
主題:Together in LEED, WELL and beyond _ Our actions for ESG and SDGs _ LEED、WELL、さらにその先へ一緒に_ ESGとSDGsに対する私たちの行動
主催:GBJ
共催:USGBC、GBCI  ※USGBC・GBCI初共催
後援:IWBI、自然エネルギー財団、日本ファシリティマネジメント協会 (JFMA)
協賛:Gold 5社 (UL Japan、コクヨ、イトーキ、森ビル、デルタ電子)、
   Silver 2社 (池上産業、アイディアシップ)※協賛企業初実施
参加費: [無料](事前登録), ネットワーキングパーティー [3,000円]
参加数(関係者除く):セミナー 約150名、シンポジウム 約200名
事後掲載紙:「建設通信新聞」2019年9月17, 25日
プログラム
午前
グリーンビルディングセミナー
 グリーンビルディング入門LEED v4,v4,1概説WELL V2概説LEEDやWELLの材料とマテリアルライブラリー紹介    
午後 
シンポジウム 
  Session1 持続可能な開発は建物から都市スケールへ
  Session2 ウェルビーイングの視点ー 生活の質(QOL)に向かうグリーンビルディングの次章
  Session3 ESG金融で加速する都市・建築のパラダイムシフト
展示会(10社)(シンポジウムと並行開催)
ネットワーキングパーティ (約100名参加)

 

11. LEED懇談会

本年も昨年に引き続き、以下の懇談会を実施し、意見交換を行いました。

第5回 LEED懇談会 4月25日 プレイスW
国内大手デベロッパー、業界団体、GBJ理事監事、特別顧問、LEED懇談会事務局 計17名
第6回 LEED懇談会 11月26日 三菱地所近未来オフィス見学会   
国内大手デベロッパー、業界団体、GBJ理事監事、特別顧問、LEED懇談会事務局 計12名

 

12. 会員数の変化

おかげさまで法人会員企業数は60社を超えました。個人会員は、本年より議決権を有しない「一般会員」制度を設けました。

法人会員:53 > 62
正会員 :84 > 50
一般会員(新設):0 > 40
学生会員:4 > 9
Web会員:38 > 49
メルマガ会員:1784 > 1992
 (年初 > 12月2日現在)

 

以上

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